遊佐町鳥崎地区から

日本海に細長く横たわる飛島の夕景です
この日は一日中快晴でした

 

–これ以降は飛島で撮影された方に許可を頂いて写真掲載しています

飛島(とびしま)」は山形県最北端の日本海上にあります。
酒田港からの距離39km、所要時間は1時間15分です。
飛島の勝浦港までは酒田本港から定期船「とびしま」が運航されています。

筆者も30年以上前に一度だけ飛島に行ったことがありますが、当時の「とびしま丸」は小さくて、前後左右に揺れて揺れて揺れて・・・2時間半も掛かりました。
「飛島」と聞くとその時の船酔いに苦しめられた思い出が甦ってきます。

現在運航中の定期船「とびしま」は大型化されると共に性能も良くなったことで、所要時間は以前の半分に短縮され揺れも随分と少なくなりました。
「飛島=船酔い」のイメージは、今は昔の話です。

 

島の産業は漁業と観光です。

昭和の時代、夏のレジャーは何と言っても海水浴でした。
当時は島にも海水浴客がドッと押し寄せて民宿が何軒も立ち並び、大勢の若者たちの賑やかな声がそこかしこで響いていました。

あれから徐々にレジャーが多様化して海水浴客は減少しました。島に渡る人が減るのと並行して住民の高齢化と人口減少が進み、島の活気は失せてしまいました。(と筆者は思い込んでおりました)

 

 

☆飛島から眺める鳥海山2,236mの日の出☆
会社HPのトップページにも載せた写真です黄金色に輝く太陽と空が神々しいですね
黒々とした日本海を隔てた遥か彼方の鳥海山です

 

御積島(おしゃくじま)

 酒田側から見ると左にポツンと離れている島です
深く青い海に囲まれたこの島は
ウミネコの繁殖地になっています

 

  荒れた日の西海岸(島の裏側)

沖の白波と烈風に倒された枯草に冬の厳しさを感じます。

 

寂れた島を何とかならないかと思いながら飛島関連のHPを探していたら、な・な・なんとビックリ。最近の飛島は人気急上昇中らしいのです。

飛島近海は多様な海産物が獲れる良好な漁場に囲まれているため、シーズン問わず釣り人達がドッと繰り出し、夏には「しまかへ」というカフェのオープン目がけて若い人たちがドドッと上陸し、神秘的なパワースポットを訪れる「聖地巡り」が信心深い人たちの間で静かなブームとなってるという情報を見つけました。

しかも島全体が鳥海国定公園に認定されていると共に「鳥海山・飛島ジオパーク」の一画にもなっています。天然記念物が10ヶ所もあり、バードウォッチングやトビシマカンゾウを観察しながら島巡りもできる自然豊かな穴場スポットとのことです。

知らない間に島は現代風に変化していたのですね。
こんな魅力的な「飛島」を今年は是非とも訪ねてみたい筆者です。
詳しくはこちら⇒https://sakata-kankou.com/feature/tobishima/top

 

 

そしてもうひとつの魅力はこれ!

島の猫たちです
ウジャウジャ ならぬ ウニャウニャ(=^・^=)

漁船が戻ってくると港に集まってきて
心優しい漁師さんたちから魚をもらっています
おかげで丸々太って人慣れしているぬくぬく猫たち
この子たちに会いたいなー

 

飛島に行く際は定期船「とびしま」を利用します。
昨年からはコロナの影響で乗船者の制限を設けている可能性がありますから、事前の情報収集を怠りなく。

今年の夏は飛島へGO❕

定期船「とびしま」の令和3年4月からの運航時刻表はこちら⇒http://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kotsu/teikisen/josenannai/teiki0220210214.files/R3nittei.pdf