遊佐町青塚地内に建つ「旧青山本邸」は、この地に生まれた青塚留吉(1836年~1916年)が一代で築き上げた、いわゆるニシン御殿です。

 

 

 

 

 

 

留吉は23歳の時、貧乏を脱し一旗揚げるべく強い決意を持って、木製の小さな川崎船という和船で単身蝦夷地(現 小樽市)を目指しました。

当時は海の色が変わるほどのニシンの大群が蝦夷地沿岸に押し寄せ、浜も街も活気に満ち満ちていた時代です。

その地で留吉は天性の機転と度胸と持ち前の勤勉さで大成功を納め、大きな富を築き上げました。

そして遊佐町青塚の他に蝦夷地にもニシン御殿を建て、その栄華を謳歌しました。

当社からは車で5分の近さにも関わらず、実際に訪れたのは今回が初めてです。

当初はおひな様目当ての訪問でしたが、文化的価値の高い建物と中に納められた宝物群に、ただただ圧倒されるばかり。

・・・というわけで、優美なおひな様のご紹介は次回以降に持ち越します。

 

どうぞお楽しみに!