3月に入り各地の雛祭りイベントが活気づいてきました。

私が今年最初に訪れたのは、酒田市山王くらぶの「第13回・傘福展示」です。
展示初日の週末とあって、会場には多くの来訪者の姿がありました。

 

飾られた作品を前に、その豪華さに見とれて思わず感嘆の声が漏れてしまうのは私だけではないらしく、会場のあちらこちらで「うわ~っ!」「ほ~!」という歓声が聞こえます。

駐車場に目を向けると県外ナンバーの車の出入りが多く見られ、また大型バスから降りた40人近くの人達が列を成して会場に向かう姿は圧巻でした。

酒田商工会議所女性会の皆さんが古の酒田に伝わっていた「傘福」を再興し展示を始めた13年前は、寒い部屋に数点の作品を下げただけのささやかな展示だったそうです。
女性達はそれからも針を休めることなく丁寧に作品を作り続け、ひとつずつ数を増やし今に至っています。それが今日では酒田で春一番の観光の目玉になるとは、当時どれほどの人が想像できたでしょう。

 

今年は干支に因んだ「戌」、そして「藤」が新作に加わっていました。


常に現状に止まらず新しい物を創作し続ける意欲に頭が下がる思いです。

その他にも様々な手芸作品が趣向を凝らして展示されていて、
いつまでも飽きることなく眺めていられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

山王くらぶの傘福展示は5月20日の酒田祭りまでです。
是非足をお運び下さい。